家づくりの想い、きっかけ、ご要望

親から受け継いだこの古屋を取り壊して新築するか、このままフルリノベーションして果して長く住めるものか思案し相談しました。その結果フルリノベを決意。プロの見立てが正しくすべてが美しく堅固にまた、使い勝手がすこぶる良い住まいに生まれ変わりました。

設計コンセプト

このような１００年を超す文化財的な建物は、出来るだけ長く残したいとの思いを施主にお話しし、ご理解をいただきました。梁や柱などの構造材は現代では手に入らないほど素晴らしく、細かな補修と特別な洗いをかけて生まれ変わらせました。屋根は淡路日本瓦と銅板葺きとし囲炉裏からの換気を取りました、壁は漆喰、新たな木材は木曽檜と青森ヒバを多用しています。玄関引き戸や格子、欄間などの造作物はそのまま使用しました。このような和建築は設計士や大工・左官など職人の匠を必要とされますので、我々リフォーム会社は腕の見せ所です。